名古屋で行われている日本神経消化器病学会総会に参加しました。
いろいろな検査（胃カメラや大腸カメラなど）で異常がない機能性疾患が主な内容です。機能性ディスペプシアといって、胃カメラで異常がないのに胃が痛かったり、膨った感じがする病気や大腸カメラで異常がないのに便秘や下痢の症状を呈する過敏性腸症候群、慢性便秘症や胃酸関連疾患、腸内細菌、漢方などなどいろいろと勉強になりました。
日本消化器内視鏡学会専門医ですが、当院では内視鏡検査はできず近隣の病院にお願いしております。（いずれ内視鏡導入も考慮し今でも月に1－2日は内視鏡を他院でしております）。ほかの病院でいろいろな検査をしても異常のないおなかの不快感、便秘などはご相談ください。
便秘に対する食事や生活指導、下剤の処方などいたします。持続する下痢に対しては、問診から原因を考え対応いたします。胃酸を抑えるタケプロンや降圧剤のオルメテックも下痢の原因になることがあります。
名古屋の食事はおいしく、ひつまぶし、味噌カツ、みそ煮込みうどんなどをいただきました。
土曜の学会終了後は、他大学の方と三重まで足を運び（名古屋から電車で40分）いろいろと相談もでき充実した学会でした。
